先日の11月20日、台湾の明新科技大学と半導体関連の人材育成に関する連携協定を締結し、調印式を挙行しました。この式典は、熊本県知事の立ち会いのもと執り行われ、地域社会における半導体人材育成の重要性を強調する場となりました。さらに、この連携協定は熊本県内における民間同士の半導体関連連携として初の試みであり、本校にとって半導体教育推進と国際的視野を持つ人材育成に向けた重要な一歩となりました。

　本学園の甲斐理事長は、「半導体教育の強化を通じて、生徒たちの国際的視野を広げ、より高い目標に挑戦できる環境を整えていきたい」と語られました。明新科技大学の林学長は「高校で半導体の基礎を学び、関心を深めることで、大学でより実践的な知識や技術を身に付けられるようになります。本協定が、未来の半導体業界を支える人材育成の一助となることを期待しています。」と述べられました。

　協定を結んだ明新科技大学は、世界の半導体開発・製造をリードする台湾で初となる半導体学部を有する大学で、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）など半導体関連企業から支援を受け、技術者育成に力を入れています。明新科技大学が半導体関連の人材育成で日本の高校と協定を結ぶのは初めてで、今年度から卒業する本校の生徒を留学生として受け入れていただくことになり、今後は教授や講師の派遣等を想定し協力体制を構築していく予定です。