10月23日(水)および24日(木)の2日間、熊本城ホールで開催された「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本に本校生が参加しました。参加したのは中島快君、岩本花留香さん、津端雪乃さん、小栁文乃さん(いずれも総合学科3年)、岩本湘君(自動車科3年)の5名。「世界津波の日」は2015年に日本が提唱し国連総会で採択され、高校生サミットはその翌年から全国で開催されている国際的な会議です。今年の熊本大会では、世界40以上の国や地域から500人以上の高校生が集まり、自然災害に対する理解を深め、対策を議論しました。
生徒たちは初日の分科会で、熊本地震の経験を基にした「心の復興」をテーマにプレゼンテーションやディスカッションを行いました。全国、そして世界各国の高校生を前に緊張もあったようですが、1年にわたる準備や練習を経たおかげで堂々とした発表ができ、大きな自信となりました。また、夜のレセプションでは国や言葉を越え、互いの地域や国との文化の違いや共通点などを話題に、それぞれの交流を楽しんでいました。
2日目の記念植樹と記念碑除幕式では中島君が植樹の介添担当に選出され、ドイツの高校生とともに記念植樹を行いました。その後の閉会式では地元高校生による和太鼓や山鹿灯篭踊りが披露され、鳴り止まない拍手の中、サミットは幕を閉じました。終了後もお互いに再会を誓い合い、別れを惜しむ姿が印象的でした。
2日間、「生きた英語」を全身に浴び、ひと回り成長した生徒たち。津端さんは「自分の目指す英語力の目標が見えた」と、学習意欲が一層高まった様子でした。この有意義かつ貴重な経験が、今後の大きな糧となることを願います。